タイトルの通り、来月で丸2年になるので、思ったことを書きます。1ヶ月早いですが…。
この2年の間、この分の年月にしてはかなり濃いなと感じるくらい様々な経験をさせていただいた。スキル的にも人間的にも未熟だと感じる機会も多く、伸びしろがあると言ってしまえばそうとも取れるけど、力量不足を痛感することも多い。口で言ってることと実力が比例していないな、とか。時々体調を崩すこともあるけど、その点は休みやすい環境なので、今年の初めに少し休ませていただいた以外は概ね元気に仕事が出来ている。
仕事の進め方について
今まで作らせていただいたものは全て、自分の体調の都合上こちらから事前に説明をさせていただいて、主にフルリモート、テキストコミュニケーションを中心に進めさせていただいたものなのだけれど、その点に関しては上手く回すことが出来ていた気がする。ただどうしてもテキストコミュニケーションだけでは伝わりきらないことや誤解を生むこともあり、ビデオ通話や音声通話も打ち合わせには使用していた。地元でのお仕事で、比較的距離が近い人には対面での打ち合わせもさせていただいた。いくら自分がテキストコミュニケーションの方が楽だと言っても、相手の方が同じように得意だとは限らないし、自分の価値観を相手に押し付けるわけにはいかないので、基本的にはバランスを取ることを意識しながら様々な手段を使いつつ試行錯誤していた。
その中で気付いたのが、「相手の表情が見える」ということが自分にとってはストレスになりやすい、ということだった。気軽な会話なら表情が見えた方がいいのだけれど、例えば重要な工程だったり、初めての作業の説明なんかだと、説明よりも相手の表情や行動の方が目に入ってきてしまって、そっちに気を取られて会話が聞こえなくなってしまう。時々自分で相槌を打っていてタイミングがおかしい、話が噛み合っていないなと感じる時があり、そういう時はだいたい相手の会話が耳に入っていない。
その点、説明が必要な部分はテキストコミュニケーションで行うとログが残るので、聞き間違いや解釈の違いも発生しない。音声通話で打ち合わせをした後、聞き漏れがないかテキストで確認を取ることもある。今のところは基本はテキストコミュニケーションで進めるにしろ、ニュアンスや雰囲気はビデオ通話や対面で補完するのが一番良いのではないか、という結論になっている。
逆にビデオ通話だと、こちら側のカメラも写るので自分の表情が自分から見えるという気づきがあった。今まで人と話している時に自分がどんな顔をしているのか気にすることが多かったのだけれど、その場に鏡でも無い限り物理的に自分の様子を確認することはできない。その点、ビデオ通話だと自分の顔が見える。「人と話すときはずっと真顔で喋っているので直さなくてはいけない」という謎の思い込みが強かったのだけれど、蓋を開けると意外にヘラヘラ笑いながら喋っていて、笑っているのか!笑えているのか!という謎の気づきがあった。まあ、人間なのだから普通に笑えると思う。
仕事の方向性について
最近は一つの種類に限らず色々な種類の仕事をすることが多いので、どれか一つにじっくりこだわるというよりは短期間で種類の違うものを多く作っている。単発のお仕事もあれば継続のお仕事もあるし、自分がやりたい!と思った仕事は直接こちらからご連絡を取らせていただくこともある。案件募集系のサービスもいくつか登録してはいるけどそんなに使ってはいなくて、ほとんどがポートフォリオ・note・Twitter経由な気がする。ツイートで載せているものをきっかけに興味を持ってくださった方が連絡してきてくださることも多いので、作ったものは出すべきなのだなぁという当たり前のことを日々実感している。
最近は「地元の仕事をしたい」と言い続けていたのが功を奏したのか、それともたまたまなのか、地元のお仕事の比率が高くなってきている。地元でのお仕事は、自分から積極的に移住・観光系のイベントに顔を出していかないとなかなか依頼されないのだろうなぁと勝手に思い込んでいたので、ほとんどがネット経由での依頼なことに正直驚いている。ただ田舎は人口が少なく密度も狭いので、何かが得意な人は人づてに噂が伝わりやすく、自分の知らないところで勝手に人脈が出来ていることもある。なのでそういう利点も活かせるのかな、と思っている。
色々と書いたけれど、毎日なんだかんだ仕事が出来ていて楽しいし、去年の冬に自分を落ち込ませた原因である「何々をするべき、こうあるべき」という「〜べき」思考を捨てて緩くやっていきたいな、と思う。ぬるい!と思われるかもしれないけど、基本は楽しいこと・やりたいことを優先していきたい。その中での努力ならいくらでも耐えれる気がするので。
最後に、屋号である「flow」のロゴを最近新しいものに変えました。
このサイトも本名メインではなく、屋号をメインに据えたものにリニューアルできるよう、徐々にですが準備をしています。このロゴの由来のように、また新しい流れを作り出していければいいなぁと思っています。
来年度のお仕事のご依頼もお待ちしております。