タイトルの通りなのだけれど、去年の7月にRICOH GXRというカメラを譲っていただいてから気がつけば一年が経っていた。届いたその日からほぼ毎日写真を撮っている状態で、付かず離れずというか、もはやこのカメラがない毎日が想像できない。それくらいこの一年で自分にとって馴染んだ存在になった。おかげでというか、スマホではめっきり写真を撮らなくなってしまった。
特に一手間かけているわけでもなんでもないんだけど、なんとなく撮ってすぐに現像するのにロマンを感じないので、外出先で出来る限りこだわって撮って、帰ってご飯を食べたりした後、夜にLightroomでちまちま現像する作業が好きである。リアルタイム性はないけど、別にその辺は良いかなと思っている。「上手く撮れてるかな?」と一つ一つ確認しながら色を記憶に寄せていくのが良い。上手く撮れてなくてもあんまりガックリはしないけど、撮れるかもしれなかったのに撮る機会を逃すとめちゃくちゃ落ち込む。この間は舞鶴の海に行ったのに撮るタイミングを逃してしまって、久しぶりに死ぬほど落ち込んだ。ああいう時だけはスマホでシュッと撮ってもいいかもしれないけど、それとクオリティーとは別な気がしてしまう。どうせ撮るならクオリティーは重視したい。ただの記憶なら脳に残っている。
写真は結構このブログにも載せてきたけど、お気に入りの写真は多い。一年かけて風景を撮って、特に夏と秋に好きな表情の写真が撮れることが分かってきた。夏は暑いから外出する機会自体はさほど多くないけど、天気がハッキリしているからか鮮やかな風景が見られる。秋は気候が落ち着いてきて、散歩に出る回数が多くなり、撮れる写真の数も多くなる。春は暖かいと思いきや気温差が激しくて体調がついていかず、桜が咲いてる時くらいしか撮りに行っていない。冬は寒すぎて、家に何度も戻って足を温めてから出たりして、半分くらい命がけである。
現像もやっとコツが掴めてきて、最近になって自分の写真っぽくなってきた感じがある。最初は本当に手探りだったのだけど、「kewpieさんの写真が好きです」と言われることが多くなってきた。何事もそうだけど、継続してみないと分からない。毎日撮ってレタッチしてTwitterに上げて…という行為を繰り返して、だんだん自分のものになってきたような気がする。習得するのに時間がかかるタイプなので、普通の人の倍の経験が必要。
これからも出来る限り毎日カメラを持ち歩きたいし、まだまだお世話になりたい。このカメラと出会えて良かったと思っているし、こういう体験をさせていただいていることがありがたいと思っています。自分と相性のいいカメラで良かった…。引き続き、2年目もよろしくお願いします。